大好きな人は何でできてる?

 『だれも知らない小さな国』もDWJも『妖女サイベルの呼び声』もコードウェイナー・スミスも、荻原規子のエッセイで知って読んだのを思い出す。大好きな作品を生み出した人が何でできているのか、少しでも多く知りたかったのだ。
 その流れで、『ふくろう模様の皿』も読んだのだけれど、これがちんぷんかんぷんで、良さがまったくわからなくて悲しかったのだった……好きな人が好きなものを自分も好きになれるとは限らない、と知ったのは、この頃だった。