所詮現実

 私と接して「漫画とかアニメのキャラみたい」と言った人は過去に何人かいて、いやそんな気軽に漏らした他愛ない感想を真に受けることないんだろうけど、でも、私は所詮現実に生きてて、癒しとか生きる元気とかを与えるだけの存在にはなれないんだ……という当たり前の事実に直面した時、そういうことを思い出す。
 できればね、好きな人の望むものだけ与えられる存在になりたかった。悩みの種なんかになりたくなかった。無理だけど。生きてる以上無理なんだけど。