桜庭一樹読書日記』の影響を受けて『ずっとお城で暮らしてる』と『崖の館』を読む。最近、電車の中で既に読んだことあるのをまた読む、ってのが主だったから新鮮。

 つくづく、わたしの好きな類の「読書」は、無駄な行為なんだなあ、と思う。楽しいだけ。幸せなだけ。必要だけど。逃避先としてはすごく適してるけど。一応今、就活中なので、大好きな読書の役立たずさが、ずしっとみしっとのしかかってくる、のです。こういうふうに活用できるとか、何が得られるとか、ちゃんと言葉にできるものじゃないけど「好きなこと」。だからこそ楽しいこと。

再来週には卒論面接

 うわー、卒論面接第一回目が二週間後だよー。どうしようっ……!
 わたしがずうっと興味を持って本を読む際に追ってきたのは、本の中の「女の子」「女の子同士の関係」「母と娘の関係」だ、というのはハッキリしていて、だからそういうことを卒論で取り上げたいんだけれども。一作品の中のそれをずうっと追っていくか複数にするかそれとも一作家にするか……悩ましい……

 それにしても、絵空事を追いかける卒論モードと、現実で働く居場所を作る就活モードを両立させるのは、ずいぶん大変そうです。今までずっと、本の世界に逃げることでどうにか現実と折り合ってきたんだけど、今はずっと逃げ場にしてきた「本の世界のことを考える」ことにも本気で取り組まなきゃいけないから。