遠くに来た

 追いつめられて、思いつめて、ここしか逃げ場がないって勢いで、インターネットと向き合っていた頃はもう遠くなってしまった。あの頃は、自分がいつか遠くに行けるとは信じられなかった。あの閉塞感とか絶望感から抜け出せる気がしなかった。でもそれらにどっぷり浸るのが可能だったのも、若くてエネルギー有り余ってたからだったのだ。あの頃の自分はもう遠い。