『たかもくんの下駄箱にらぶれたーが入ってたでござるの巻』では、

「一点だけ、確信の持てない部分がある。人間の心理だ。」

岩村先輩が女の子にロックオンされちゃったでござるの巻』では、

「一点だけ、確信が持てないことがあります。人間の心理です。」

 これは、天野くんが他の人が気づいてない事実をつなぎあわせて真相にたどりついた時、言った台詞です。探偵役のキメ台詞、という感じでした。小市民シリーズ・小鳩くんの、「思うに、これは〜で片がつく」を思い出した。

 ……内容は大好きなんだけれども、毎度毎度、帯の文句やら裏表紙のあらすじやら解説やらに、「そこを抜き出すのはないんじゃないの……」「そういう言葉でくくるのはどうなの……」ともやもやっとしてしまうのでありました……。