桜庭一樹『推定少女』を読んだ時に思ったこと

推定少女 (角川文庫)

推定少女 (角川文庫)

 子どもの頃自分がどんな思いをしていたかを、大人になってからちゃんと(今子ども時代を送っている人が共感できるように)再現できる(例えば小説という形で)人なんかごくわずかだろうし、自分がそうなれるとは思わないけれど。でも、子どもの自分がどんなに身勝手でやたら傷つきやすかったのかは、なるべく覚えておきたいと思いました。