海猫沢めろん 『零式』 ハヤカワ文庫JA

零式 (ハヤカワ文庫JA)

零式 (ハヤカワ文庫JA)

大戦末期の1945年、帝国(LEV)本土への遠征特攻を敢行した皇義神國(すめらぎしんこく)は、報復の原子爆弾投下により全面降伏する。そして半世紀後、帝国統治下で鎖国状態の神國。原始駆動機《鋼舞》を駆る孤独な少女・朔夜は、己の破壊衝動をもてあましていた。しかし運命の夜……朔夜の荒ぶる心臓(エンジン)と、囚われの天子・夏月の夢見る翼が出会うとき、閉塞世界の根底を揺るがす大いなる物語が幕を開ける――期待の新鋭が描く疾走と飛翔の物語。

 あらすじは本書裏表紙より転載。
 その場限りかに思われた吐き捨て台詞とか、過去のエピソードが、後からきちんと効いてきてておもしろかった。
 歴史改変もの、って言い方あるんですね。初めて知った。
 あとがきもたいへん読んでて楽しかったです。編集者さんとのやりとりとか。気づいたら住所なくしてたとか。