ふと

 ふと気づいてしまう、やっぱり私はこの世にいたくないのだと。どんなに私をこの世に引き留めるものがあっても。できれば早くいなくなりたい、楽になりたい気持ちは変わらない。自分が生きていることを疎んじている。
 この気持ちが消える日は、来るかもしれないし来ないかもしれない、私には何もわからない。