アニメ版アイドルマスター最終回

 ニコニコ生放送で観た。いつもは生では観ないけど、最後だからとくべつ。
 最終回の、あの段階では、春香が見出したアイドル像は、「みんな」の内誰か一人でも欠けたら崩れてしまうくらい危うい。春香が、頑張って頑張ってみんなと築いてきたのは、そんな脆いものじゃないと思うんだけど、な……。
 個人的には、この先「みんな」がバラバラになったって、みんなとアイドルとして駆け抜けた一年間は宝物だよー、という流れの方が好みだったなあ、というお話です。並行世界設定(らしい)とはいえ、「THE IDOLM@STER 2」が見せたのは、「THE IDOLM@STER」の女の子たちの半年後の姿でした。彼女達は、半年であれほど、劇的に変わる年頃の女の子だということが示された。だからこそ、変わってしまったって、みんな一緒にいられなくなったって、今この瞬間の、アイドルたちのきらめきは本物だって、それでいいんだって、私は言って欲しかったのかもしれない。春香に。

 でもこれは、不満というより、アニマス最終回を観たからこそ発見した私の「願望」なので。あ、大好きな雪歩が思いやりや根性を見せる場面よりも、後ろ向き発言をしたり怯えたりする場面が目立ったように感じたのが不満と言えば不満かな……。いやしかしその不満は、22話の誕生日祝われて嬉し涙を浮かべる雪歩や、23話の「Little Match Girl」を歌い踊る(そしてその後春香に抱きつく雪歩)が素晴らしすぎて帳消しになってる感がある……。

 彼女達の色んな表情を見せてくれたアニマスについては感謝しかわかない。