変わっていないこと
人によっては、今の私がすっかり変わってしまったように見えるんだろうか。
私は自分の中身が変わったとはあまり思えない……というか、「中身」って呼べるようなものが、あるんだろうか、私に。ないような気がする。
死にたい、という考えがふっと浮かんでしまうところがいちばん変わってない。生きるためにやらなきゃいけないことをやるために乗り越えなければいけない壁と、死ぬために乗り越えなければいけない壁が、同じくらいの高さ厚さに思える。ああこれは、一歩間違えたら死ぬほうに傾くのかな? というような感触の時がある。
また、他人事みたいに言うね、と言われてしまうのかな。でも、わたしにとってはこれが普通で、こういうふうにしかできなくて。
もうこんなこと考えない、生きようがんばろうって、過去何度も思ったはずなのに、すぐ忘れている。喉元過ぎれば熱さ忘れるってほんとだなあ、と思う。