友達と会ってても悲しい、心から楽しいとは思えない、っていうのが悲しいな。
 高校時代の友達と会うと、一瞬にして空気が高校時代の楽しいにぎやかなものになる。それは嬉しいことのはずなんだけど。でも、悲しいとかつらいとか死にたいとか吐露する隙間は、そこにはない。心の底に悲しい気持ちが淀んでるのをどうすることもできない。

 いや、言えば聞いてもらえるんだよね、きっと。でもなんか、笑顔で大丈夫だよーって言う癖がついてしまっていて、どうにもならなかった。