姉モード(対弟モード)

 バイト先で私はほんっとうに男性と接するのが苦手だということが改めてわかった……。相手も私の固まりっぷりに困惑しているのがわかるので、申し訳ない……。

 うーん、これについては私、女子校女子大出身だから、「生粋の女子校育ちだから免疫無いんですね」みたいな納得のされ方をするんですけど、小中学校はふつーに公立、共学だったんですよ。家族内には弟がいたし、「異性」に免疫つける機会がまったくなかったわけじゃないんですよ……。
高校以降、家族以外の異性と接する機会が特殊なものに感じられるくらい少なかったのは確かだけれど、それにしたって女子校出身者がみんな、私ほどに異性相手だと会話できるかどうかのハードルがぐんと高くなる、ってわけじゃなさそうですし。どうしてこうなっちゃっんだか。


 でもかれしさんとはけっこう知り合った当初から話せてた覚えがあるので、なんでかなと考えると……まあ上記のように会話能力低めの私からすると、かれしさんは相当誰とでも話せる人に見える、なあ。あと読んでる本が一部かぶってたから、その話をふってくれた、のもあるなあ……。
 それと、相手が年下だから、弟と喋る時の「姉モード」のスイッチが入って楽だった、っていうのもあるかも。年下ならば誰にでもってわけじゃないけれど、「年下なんですよ」というのを出して接してこられた場合、弟に対する「姉」の態度を流用すればいいので楽、っていうのはある。