複雑な気持ち

 先生とか同輩とか、あげくの果てにかれしさんにまで、「院に行くんじゃないの?」とか「院行ったらおもしろそうなのに」と言われると、少々複雑な気分です。そ、そんなに私、就職に向いてなさそうですか……? というような。いやこの言い方は院生の方に失礼だけど。あくまで私の場合は、就職向きじゃない風に見られてるからそう言われるんじゃないかという危惧がありまして。
 考えたことがないとは言わないけど、三年生になる頃には「そっちの道は、自分には無理」って見切りをつけてたからなあ……。研究者じゃなくて一読者にしかなれないって、児童文学を学ぶほど思い知らされるばかりだったんだよ。卒論はちょっぴり褒められたけど、そこが限界なんだ。