自分の書くもの

 自分が嫌いなタイプの物言いにならないよう、自分の言葉を加工するので精一杯だ。短歌でもはてダでもTwitterでも。決して自分の書くものを好きにはなれない。こんな言葉しか吐き出せない、吐き出さなきゃ生きていけないなんてなあ、って思う。でもそうやってあちこちに書き散らしてるとたまに私の言葉を褒めてくれる人がいて、その時だけはちょっぴり、自分の言葉にも価値があるような気がする。

 自分は結局受け取るだけのお気楽な読み手にしかなれない、書き手にはなれない、ずっと前からあるそういう気持ちは今も変わらない。でも、私の書いたものを少しは気に入ってくれる人はほんの少しならいる、いないわけじゃないとは思えるようになった。私が卑下するようなことを言う度「そんなことないよ」って言ってくれた周囲の優しい人たちのおかげで。