自分の変化のお話(これは成長である、他の人もこう変化すべき、とは別に思わない)

 死にたいなあ、と夢見ることはできなくなった。
 いつか、大好きな人たちに失望されてしまうような、情けないことみっともないことをしでかす前に、死ねたらいいなあ……みたいなことは、考えていた気がします。それこそちゅーがくせー、思春期のとばくちくらいから(まあ、中二病、ですよね)。年齢が上がるごとにそれは切実な願いではなくなったし、長く生きてないからこそ抱ける幻想である、ってことは、知ってたつもりなんだけれど……恥ずかしながら、ぼんやりそういうことを考えてしまうことが、最近も無かったとは言えない、のでした。

 ……でも、わかった……わかったっていうとえらそうで、いやなんだけど。なんか、わたしはわかった、って言っちゃうと、まだわかってない人はわかるべき、って響きがある気がしてそれがいや。そうは思わないから。

 ……まあ、それはともかく。若くして死ぬことに酔えるのは、それがフィクションの中か、フィクションとして捉えることができるくらい遠くに置かれてる場合で、自分の身辺に起きたらただただ哀しいだけだ、ドラマ性なんか見出せるもんじゃない、って思った。強烈に。言葉にすると当たり前だけど。今までそんなこともわかってなかったんかって感じだけど……。