昨日聞いたこと

 故人が、(おそらく私の書くものから)わたしに「頭がいい」という印象を持っていたこと、を聞いて。
 なんだか知らないけれど「書く」のが好きなのは、わたしにとってはただの性癖だから、その結果物を指して「頭がいい」と言われるのは、どうにももにょもにょすることなのでした。
 ……自分のそれは褒め言葉をいただくほどのすごいことだとは、思えなくて……引っ込み思案のわたしがオフに行くきっかけや勇気をくれて、そのきっかけがなければ生まれなかったつながりをくれた、彼の方がよっぽどすごいじゃないか、と思ってしまう。


 ……でも、嬉しいな。
 これまで、自分のダメさかげんにめげることは多々あったし、これからもあるだろうけど、そういう風に評価してくれた人がいるから……自分をすみからすみまで否定しそうになった時にも、でも自分にもなかなか捨てたもんじゃない部分があるって、思える気がする。


 やっぱりいくら、ありがとうを言っても、足りないですね。