通り雨

 足ふきマットを手洗いして、干す。
 午前中、スーパーに行く。
 昼ごはんが、塩さば+みそ汁+ポテトサラダという、実家みたいなメニューになる。
 家事に慣れるにつれ、しみじみ、「これを8人住んでる家でやってたお母さんは大変だったんだなあ」と思う。

 午後、大学図書館に行く。村上春樹著『スプートニクの恋人』を読んでて、ふっと顔をあげて窓の外を見たら、ざあーっと激しい雨が降っている。これは読み終わりそうだからいいけど、傘持ってないし本濡らすのやだから、何も借りずに帰ろうかな、と思う。帰る頃には雨はやんでいたけれど、まだ雲行きがあやしい気がして、本は借りずに帰る。でも結局、以降雨は降らなかったので、やっぱり何か借りてくればよかったなあと、後悔する。