世田谷文学館に行ってきました

 @nemicoさんと。企画展の荒井良二*1目当てで、たくさん絵本の原画を見ることができて楽しかったのだけれど、事前にぜんぜん調べていなかった常設展もおもしろかったなー。ムットーニのからくり書物*2とか。「世田谷文学館に怪獣あらわる!!(協力:円谷プロダクション)」って模型(でいいのかな、ああいうのの名称って)とか。

 雑感。子どもの方が、「一見わけわかんないけどなんかスゴイ」ものを受け止める力があるのかな。
 絵本は子どものためのもの、って思ってる人の方が多い(実際書店でも図書館でも絵本は「こども室」にあったりするし)。だからこそ「大人のための絵本」とか「大人も泣ける本」とかいうキャッチフレーズを付される絵本がある。でも、「大人向け」の絵本はそうじゃない絵本に比べて、わかりやすいな、と思う。ストーリーも絵もシンプルで、余計なものが入っていない感じ。ごちゃごちゃしてたり意味とか意図とか汲み取ろうとするのが無駄に思えたりするようなめちゃめちゃに楽しいおもしろい絵本は、子ども向けに分類してある絵本の中に多い気がする。

 こうして分類して、したり顔で語ることができるようになったわたしはきっと、大人になったってことなんだろうな。「わけわかんないけどスゴイ」世界を、子どもはもっと、違う風に受け入れることができてるんじゃないかって思う……推測にすぎないけれど。