久しぶりの嫉妬

 既に活字になって世に出回っている物語なら、言葉なら、どんなに好きになってもうならされても、「どうしてこんなに上手く書けるの」と嫉妬はしない。でも、ネット上で好きな言葉を発見してしまうと……たいていは憧れる、羨ましがるだけだけど、ごくたまに嫉妬したり悔しくなったりすることがあるのでした。

 創作したもの(それも、小説じゃなくて、詩歌。わたしの場合、小説読みたい欲は本で満たされていて、ネット上にそれを求めることはなかったから)を掲載しているサイトをいっぱい見回って、そういうのに憧れて自分もサイトを作った高校生の頃だと、巡回先の物書きさんたちに嫉妬することも多かったのだけれど、いつからかあんまりそういうことはなくなっていました。でも最近、久しぶりに、ネット上の物書きさん*1に嫉妬してるかもしれない。

 まあ、でもこれ、長続きしないんですよねー。わたしの場合。たいてい嫉妬は消えていって、「好き」「憧れ」だけが残る。今だって既にそうなりつつある。なにくそー、自分だってもっといいもの書いてやるーって人の方が、書き手に向いてるんじゃなかろうか(や、わかんないけど)。

*1:……という以外にいい呼称が思いつかない