バイトのこと

 ひっそり前のバイトをやめて、現在写真スタジオでバイト中。ヘアセットと着付けの研修で、自分の手先の不器用っぷりを思い知ったりしておりました。
 わたしはたいていのものごとについて、効率的なやり方を見つけるのが下手なんですけれど(「いやいやなんでわざわざそんなややこしいやり方するの! こうすればいいじゃん!」と横から指摘されることが多々ある。本人、指摘されるまで簡単なやり方に気づけない)、今回もそんな感じでしたー……。あと、へんなところに力入りすぎとか、緊張しいとか言われる。丁寧すぎるからもっとざーっとやっていいよーとか。物心ついた頃から成人した今に至るまでずっと、いろんな場面(学校で何か作業する時とか、習い事する時とか、部活の時とか)で、こういうことは言われ続けてるんですね……それでさんざん悩んで、直そうとしても直らないから、「こればっかりはもう性分だとあきらめて、折り合いをつけられるようにがんばる」という結論には数年前に至ってるんですが。でもやっぱり、何かが人並みにできるようになるまでに、人並み以上に時間がかかるのを思い知らされる出来事があるとそれなりにへこむ。わたし、生きてたって何かの役に立つどころか邪魔になるだけなんじゃないか、いない方がいいんじゃないか、と思ったりする。
 しかし、「わたしなんか生きてても何の役にも立たないからいなくなった方がいいんじゃないか」って気持ちには、今もそりゃしょっちゅうなるけれど、程度がだいぶ軽くなったなあと思う。中高生の頃にくらべると。いやーあの頃は……って、さも昔のことのように語ってみるけれど、あの頃の精神状態には二度と戻りたくない。ほんとにせいいっぱい、せっぱつまって思いつめてたからなあ……思春期って怖い。